日頃より当ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
記事の更新に先立ちまして、このたび熊本県にて発生した災害により被災された皆様へ、深くお見舞い申し上げます。
私どもの拠点がある北海道からできることは限られておりますが、被災された方々の安全確保と、
地域の迅速な復旧を心よりお祈り申し上げます。
自己注射の「管理料」って何の費用?
インスリンやGLP-1受容体作動薬、リウマチの生物学的製剤などの自己注射を始めるとき、 「思ったより会計が高かった」と驚かれる患者さんがいらっしゃいます。 この費用の正体は「在宅自己注射指導管理料」という国が定めた診療報酬です。 何にかかっているお金なのか、このページでご説明します。
公定価格
この管理料は当院が独自に決めた料金ではなく、国が定めた全国一律の診療報酬です。 どの医療機関で自己注射を行っても、同じ点数が算定されます。
費用は「最初の3ヶ月」と「4ヶ月目以降」で変わります
自己注射を始めた最初の3ヶ月間は、手技の習得を集中的にサポートするための 「導入初期加算」が上乗せされます。4ヶ月目からは加算がなくなり、月々の負担は下がります。
管理料には、こんな内容が含まれています
「注射のやり方を聞かれただけなのに」と感じるかもしれませんが、 自己注射を安全に続けていただくために、診察の裏側で次のような管理を行っています。
正しく打てているか、注射部位に問題がないかを定期的に確認します。
検査結果や体調の変化に応じて、量や打つ間隔の判断を行います。
低血糖、注射部位の腫れや発疹など、困ったときの相談に対応します。
ご家庭で捨てられない使用済みの針は、医療廃棄物として当院が責任を持って処理します。
導入時の指導内容や、その後の経過を診療録に記録して管理しています。
そもそも自己注射は「通院を減らす」ための仕組みです
たとえば週1回の注射薬の場合、自己注射をしなければ毎週通院して院内で注射を受けることになります。 その場合は毎回の再診料・注射の手技料に加えて、交通費や待ち時間、お仕事を休む負担もかかります。
※週1回タイプの注射薬の例です。薬によって注射の間隔・通院間隔は異なります。
費用のこと、遠慮なくご相談ください
医療費のご負担が気になることは、決して恥ずかしいことではありません。 治療を長く続けていただくために、費用も含めて一緒に考えることが大切だと考えています。 会計時でも診察時でも、気になることがあれば遠慮なくご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
被災地をはじめ全国で猛暑や台風など落ち着かないお天気が続いております。
どうか皆様お体に気をつけて、穏やかで安全なお盆をお過ごしください。
