原則としての小児科受診のお願い
日本小児科学会の方針に基づき、18歳未満の方、および高校在学中など保護下にある方の診療は、原則として「小児科」での受診をお願いしております。
一般的な風邪や発熱であっても、お子さんの診療には成長段階に応じた専門的な判断が必要です。当院は成人内科の基準で診療を行うため、小児特有の疾患や体格に応じた微細な管理については専門外であり、十分な知識を持ち合わせておりません。
かかりつけ医が不在等の場合の「応急対応」について
ご家族が付き添われており、「かかりつけ医の先生が休診や不在」など、緊急かつやむを得ない事情がある場合に限り、症状を確認した上で応急的な対応を行うことがあります。
※ 医師会当番日(日曜・祝日等)で当院が当番医として診療を行う場合も、かかりつけ医不在の状況に該当します。この場合、高校生以上の方については応急対応の対象として診察いたします。
ただし、以下の点をご了承いただける場合に限ります。
- 限定的な対応 当院は小児専用の検査器具や薬剤(粉薬・シロップ等)に関する知識が乏しいため、成人用資材・薬剤を用いた「最小限の応急処置」となります。
- 一時的な処置 あくまで小児科を受診するまでの「つなぎ」の診療です。翌日以降、必ず専門知識のある小児科を再受診してください。当院の専門領域であるリウマチ性疾患や内分泌疾患などを除き、当院での継続的な診療は原則として行っておりません。
当院の診療姿勢(成人基準の徹底)
当院では医学的根拠に基づいた判断を優先します。そのため、成人内科としての専門性を超える以下のご要望には、お応えできません。
- 心理的ケアの限界:小児科のような「ご家族の不安解消を目的とした丁寧な説明」や、お子様への心理的配慮(プレパレーション等)を行う体制はございません。
- 過度な検査・処方の制限:「念のため検査してほしい」「多めに薬がほしい」といった医学的必要性が低いと判断されるご要望は、お断りしております。
診察時の決定権と責任について
治療方針の最終的な決定には親御さんの同意を必要としますが、当院で提供できるのは「成人内科の技術・知識の範囲内」かつ「医学的適応がある範囲」に限られます。
15歳以上で精神的に自律されている方の場合は、ご本人の意思を尊重しますが、ご家族の同席が本人の意思確認を困難にすると判断した場合、正確な診断が困難なため診療をお断りすることがあります。
最後に
この方針は、お子さんに必要な医療が確実に届くことを最優先に定めています。当院の役割は、小児科専門医へ繋ぐまでの応急的なサポートです。その範囲を理解したうえで、受診をご判断いただけますと幸いです。
From the director
この方針は、お子さんに最善の医療が届くようにするための判断です。当院にできることの範囲を正直にお伝えすることが、医師としての誠実さだと考えています。